訪日中国人の決済手段「銀聯カード」が第1位 2018年の春節期間中のトレンド!

2018年の春節期間中の中国人訪日旅行トレンド、人気1位の飲食店は「かに道楽」、地方への個人旅行化が顕著に -中国銀聯

(トラベルボイス 2018年3月1日)
https://www.travelvoice.jp/20180301-106722
訪日中国人による銀聯カードの利用実績からも、個人旅行化と体験型旅行化が顕著だという。
また中国の中小都市の「三線都市」の伸びが大きく、前年比93.4%増となっている。
中国人観光客のモバイル決済も増加しており、Mobile QuickPassとQRコード決済の海外取扱高は、前年比約150%増。
銀聯カードは訪日中国人の決済手段の一位となっているという。

【ポイント】
銀聯カードの利用実績を踏まえた2018年春節期間における中国人観光客のトレンドによると、海外での消費金額から割り出した海外旅行先トップ5は、香港、日本、タイ、シンガポール、台湾だった。
旅行形態は体験型旅行と個人旅行が広がり、海外旅行では飲食と娯楽にかける金額が増加した。
なかでも日本のグルメ体験は人気で、日本での飲食費が急増。
中国人観光客の出発地が地方や中小都市であるほどその増加率が高く、珠海市や貴陽市など比較的発達した中小都市などの「三線都市」などでは、前年比93.4%増の伸びとなった。
春節期間中には、広東省中山市からの観光客の日本における飲食費が急激に増加し、滞在中の消費額全体の42.5%に達している。
中国人観光客から一番人気の飲食店は「かに道楽」である。

   (※)『一線都市』とは、北京・上海・広州・深センなどの大都市を指す。『新一線都市』とは成都、杭州、南京、武漢など、急速に一線都市に近づきつつある都市をいう。『二線都市』は、青島市、廈門(アモイ)市、西安市など、主に地域レベルの影響力をもつ大都市。『三線都市』とは、珠海市、貴陽市、太原市など比較的発達した中小都市、戦略的な意義をもつ大中都市、経済規模が大きい小都市を指す。
日本国内での目的地も多様化。地方の交通機関系加盟店での銀聯カードの取扱高が増加しており、東京や大阪の主要都市のほか、地方への個人旅行が増えていると指摘する。
特に、「君の名は。」など映画の聖地巡礼などで人気の岐阜県高山市では、高山濃飛バスセンターでの取扱高が、空港などのリムジンバスの取扱高を上回ったという。

中国人観光客のモバイル決済も増加しており、春節期間中のMobile QuickPassとQRコード決済の海外取扱高は、前年比約150%増。取引件数も約2倍に増加した。
日本では東急プラザ銀座店内の全店舗で、日本初上陸のMobile QuickPassサービスを開始している。

銀聯カードは中国人観光客だけでなく、台湾や韓国などの観光客も銀聯カードを利用して決済する傾向にある。
中国大陸以外で発行された銀聯カードの発行数が9000万枚に達しており、春節期間中、日本と中国大陸を除く海外発行の銀聯カードによる日本での取扱高は、前年比2倍に増加した。
日本国内の取扱店舗は67万店におよび、ATMは半数以上にあたる全国7万か所で利用できる。
特に90%以上のコンビニですでに銀聯カード決済が導入されている。
日本で使われた銀聯カードは、約7割がクレジットカード決済であり、デビットカード決済ではないという。