圏外でもOK! 登山の“命綱” スマホの無料地図アプリ「ヤマップ」

圏外でもOK! 無料で使える登山の“命綱”
(NHK  2018年3月1日)
https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2018_0301.html?utm_int=news_contents_tokushu_003


スマホが圏外だと地図アプリも使えないと思っていたが、「ヤマップ」という無料の地図アプリがあると知り驚いた。
「ヤマップ」は、携帯電話の電波が届かない場所でもGPS電波を受信して現在地を確認できるといい、誤差は10m程度。年末には準天頂衛星の運用で、誤差は30cmになるという。
SNSの書き込みを地図に反映しており、崖崩れなどの情報を写真とともに掲載し、最新情報が提供されている。
携帯電話が使用できない山間部が3/4あるといい、防災マップにも活用されているというから素晴らしい。


【ポイント】
スマホの無料地図アプリ「YAMAP(ヤマップ)」、携帯電話の電波が届かない場所でもGPS電波を受信して現在地を確認できる。誤差は10m程度。今年の末に準天頂衛星「みちびき」の本格運用が始まると、誤差は30cmまで向上するという。
機能の大半を無料で使えることで人気を博し、5年前のサービス開始以降、ダウンロード数は累計77万件。
日本の登山人口約650万人の1割を超える計算。地図データを掲載した山の数は4000以上。

福岡市のITベンチャー春山慶彦さんは、趣味の山登りをしていた時、携帯電話の地図アプリが圏外で地図が真っ白だったがGPSで自分の軌跡だけは見られる状態だった。
春山さんは会社を設立。国土地理院から提供を受けたデータをもとに、日本百名山を含む200の山の地図データを作成し、無料で使えるサービスを始めた。

日本は山間部が多く、国土全体の1/4程度しか携帯電話の電波が届かない。山登りを楽しむ人は、紙の地図を広げたり、3万円から10万円する専用のGPS端末を利用していた。これを誰でも気軽に使えるサービスにすれば、登山のハードルが下がり、誰でも大自然のすばらしさを感じられると考えた。

当初は、無料サービスで提供すると同時に「登山愛好家向けのSNS」を運営すること。地図アプリが支持を得られれば、SNSに人が集まり、広告収入で収益が得られる。
利用者はSNSに、自分で登った山のルートや所要時間、崖崩れなどの情報やヒヤリとした経験を写真とともに掲載。利用者から寄せられた最新情報を地図アプリに反映した。地図アプリがSNSを通じて、さらに地図アプリを充実させていく連鎖が生まれた。

去年、入山予定日やルートなど登山計画を簡単に作成でき、家族や知人と共有できる機能を追加した。
今夏には、全国の登山レベルも数値化して把握できる機能も導入する方針です。今後、ユーザーの近くにいる登山ガイドを見つけられるマッチング機能を追加したり、会社主催のオフ会も増やす。

SNS閲覧数は月間延べ9600万件。登山愛好者の間に支持が広がったことが、新たなビジネスにもつながっている。
保険会社とは、遭難の捜索費用などに充てる登山専用の保険商品を共同開発。食品メーカーとは、登山用のフリーズドライみそ汁を開発しました。将来的には、登山に関わるあらゆる商品やサービスを視野に入れて成長の可能性を探りたい。

携帯電話が圏外になっても地図が使えるという特徴に、各地の自治体も注目している。
福岡市や噴火があった鹿児島県の口永良部島には、避難所などがわかる防災マップの提供を始めた。