多言語表示・コミュニケーションの受入環境について 訪日客アンケート!

旅行の場面ごとの多言語表示・コミュニケーションの課題が明らかになりました ~多言語表示・コミュニケーションの受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を実施~
(観光庁 2018年3月20日)
http://www.mlit.go.jp/common/001226100.pdf
 
 
この観光庁の調査報告はインバウンドビジネスに携わるものにとって貴重な提言だ!
 
訪日2回以上のリピーターは平成29年に1,761万人に達している。初めて訪日する人は団体ツアー客が多いので、旅行中に困ることも少ないと思われるが、リピーターは個人旅行が多いため、旅行中に困られることが多い。
旅行中に困られたことも、昨年より減少しており、「困ったことはない」が増加している点は大いに評価できる。
訪日前に、自身のスマートフォンに翻訳アプリをインストールした人が46.3%にのぼるといい、翻訳アプリで問題を解決されているようだ。
NICTが提供している無料の翻訳アプリ「VoiceTra」をスマホにインストールして活用されることを願う。


【ポイント】
観光庁は、訪日外国人旅行者を対象に、旅行中に困ったこと、受入環境(多言語対応、通信環境、公共交通等)への ニーズ、満足度等に係るアンケートを実施した。
前回調査(平成28年度調査)で「困った」との回答が最も多かった「多言語表示・コミュニケーション」に関して詳細なアンケートを実施した。
・20代が最も多く、20代・30代で回答者の7割を占める。
・5割以上が訪日経験2回以上のリピーターである。
訪日旅行中困ったこと
・1位は「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」が26.1%(前年32.9%)で最も多い。
・2位は「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が21.8%(前年23.6%)、3位は 「無料公衆無線LAN環境」が21.2%(前年28.7%)となっている。
・「困ったことはなかった」という回答は34.8%(前年30.1%)となっている。
・多言語表示やコミュニケ-ションで困った場所を尋ねたところ、飲食店で困ったという回答が28.5%で最も多く、鉄道駅(17.4%)、小売店(16.2%)の順に多い。
・飲食店では「料理を選ぶ・注文する際」(65.8%) 、鉄道駅では「今居る駅から目的地までの行き方を特定する際」(62.4%) 、城郭・神社・仏閣では「歴史・文化に関する説明を読む際」 (68.4%)の回答が多い。
・鉄道駅、城郭・神社・仏閣では多言語表示に関する理由の割合が高く、宿泊施設、飲食店、小売店ではコミュニケーションに関する理由の割合が高くなった。
・鉄道駅では案内標識や券売機の多言語表示が必要が多く、飲食店では写真やイラスト入りのメニュー、多言語表示のメニューが必要との回答が多い。
・鉄道では構内アナウンスの多言語放送、宿泊施設・飲食店・小売店では指差し会話シート、城 郭・神社・仏閣では、多言語音声ガイドが必要との回答が多い。
・訪日旅行前に、自身のスマートフォンやタブレットに翻訳アプリをインストールした人は46.3%にのぼる。
・訪日旅行中に困った際、自分のスマートフォン・タブレットにインストールした翻訳アプリを使って解決した 人も約半数44.7%にのぼる。
・成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港で、3225の回答を収集した。
・訪日5大市場(韓国、中国、アメリカ、台湾、香港)は各300以上、インドネシア・タイ・マレーシアの3カ国は各180以上の回答を回収した。