港湾施設の魚釣り開放 国交省が訪日クルーズ旅行の魅力向上へ!

港湾の釣り施設開放支援 国交省 訪日クルーズ旅行の魅力向上

(Sankei Biz 2018.3.25)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180325/mca1803250500001-n1.htm
船舶が寄港する岸壁では原則として釣りが禁止されており、全国の933港湾のうち、釣り施設のある港湾は50カ所にとどまる。これらの港湾に安全対策を施し、釣り施設整備を進めるという。
飲食店などと連携したサービスが整備されれば、釣りの愛好家だけに止まらない観光スポットに発展する可能性がある。
安全確保が優先だが、漁船に乗り本格的な漁業体験ができれば、さらに魅力を増すのは間違いない。
【ポイント】
観光分野での港湾の活用に向け、国土交通省が防波堤などに釣り施設整備を進める。
事故防止のための安全対策のほか、地域の飲食店などと連携したサービスの企画を後押しする。
国内愛好家の来港を後押しするほか、釣り体験をクルーズ船で来航する訪日外国人旅行者向けの観光プログラムとして普及させる狙いがある。

日本釣振興会と連携して青森や秋田の2港に転落防止フェンスやはしごなどの安全対策をした上で、道具が貸し出しできる釣り施設としての整備を進める。
釣った魚を近隣の飲食店で調理できるサービスなども議論する。
今後は同種の取り組みを進める港湾を「みなとフィッシングパーク(仮称)」として手続きや資金面での支援を行う。

港湾は原則的に船舶が寄港する岸壁では釣り目的の利用が禁止されており、全国に933カ所ある港湾のうち、釣り施設のある港湾は50カ所にとどまる。
一方、釣りは国内外でレジャーとしての人気が根強く、海外クルーズ大手のプログラムにも海釣りが組み込まれている。
フェンス設置や地元飲食店、温浴施設などと連携して釣り施設の整備を進めた熱海港(静岡県)では平成18年から、鉄道や旅行会社が釣りに関する旅行商品なども企画。28年には防波堤利用者が3倍になったほか、近隣店舗の収益が約2割も上昇した。

政府は訪日客数増加を目指してクルーズ寄港を後押ししており、28年は全国123港にクルーズ船が寄港した。釣り施設として開放が進めば、訪日クルーズ旅行の魅力向上が期待できるほか、水産庁とも連携した日本の魚食普及にもつながる。