インバウンド客を引きつける飲み歩きツアーなどのレポート!

やまとごころ インバウンド特集レポート

その1:新宿の飲み屋街がインバウンド客でにぎわう理由とは⁉ (2018.03.29)
     ~訪日外国人に大人気のロボットレストランに聞いてみた~
https://www.yamatogokoro.jp/report/22649/
その2:訪日客を惹きつける飲み歩きツアー、その魅力とは? (2018.03.30)
https://www.yamatogokoro.jp/report/22650/
その3:近隣施設との連携でインバウンド集客が可能になる⁉ ~「飲み屋街」が持つ可能性~ (2018.04.02)
https://www.yamatogokoro.jp/report/22665/
訪日客は素泊まりの連泊が多く、そのような訪日客は日本らしい居酒屋で飲食したいとの要望が高いことから、訪日客の飲み歩きツアーが増えているようだ。
2年前に行った「ロボットレストラン」、当時は日本語での案内もあったが、今は英語のMCで訪日客にマトを絞ったショーに切り替えたという。入場料も8千円(飲食別)に値上げされても人気だ。
訪日客向けの飲み歩きツアーなどの予約は、Airbnbのエクスペリエンス(体験)が大きいという。
紹介された事例はさほど困難でなく、参考になるものが多い。
【ポイント】
観光庁は、訪日外国人観光において消費額を伸ばすためには、夜のエンターテイメントを充実させるのが良いとの見解を今年1月に示した。ところが「ショー」には莫大な投資がかかり、成功するかどうかも未知数。そんななか、「飲み歩き」がナイトコンテンツとして注目されつつある。
スキー場でブレイクしているのが、新潟県妙高の赤倉温泉、長野県の野沢温泉と白馬。ここに共通しているのは、宿の近くに飲み屋が多いことだ。
外国人スキーヤーは素泊まりが多く、一般的な1泊2食付きというプランを好まない。彼らは連泊をするので、毎日違う店に行ける飲食店街が喜ばれる。
新宿では「ロボットレストラン」が今でも圧倒的な人気を誇っている。
ここはパフォーマンスを楽しみながらビール等が飲める夜のエンターテイメントショーだ。ここを起点に飲み屋に流れる外国人客も珍しくない。
料金は、当時に比べて倍の8千円(飲食別)となっても動員数に陰りがみえない。
当初は、日本人サラリーマンを元気づけようというコンセプトだったが、蓋を開けると訪日外国人の人気を集め、すっかり歌舞伎町観光の目玉になっていった。今は、方針を完全にインバウンドに転換。MCをすべて英語、売店のスタッフも英語等、バイリンガルスタッフを多く抱え、外国人観光客がより楽しめる仕組みにブラッシュアップした。
ロボットレストランから数分の場所に「クラウダディー・クラブ」という70年代を中心としたロックバーがあり、昨年あたりから訪日外国人が増えてきたという。
外国人向けのフリーペーパー「タイムアウト東京」にも掲載されたことも後押しとなっているそうだ。
欧米のロックバーはチャージ料を取らないので、入店の際にチャージ料の説明をしないとトラブルになりかねないという。
新宿での飲み歩きツアーを開催している株式会社ノットワールドは、地域のローカルフードで日本文化を伝えようと、2015年に築地市場と下町の砂町の2つのコースからツアーをスタートさせた。
築地ツアーは圧倒的な人気に育ち、トリップアドバイザーでも高い評価を得ている。
「夜が暇で、何をしたらいいのかわからない」との相談がいくつもあったので、浅草の飲み歩きツアーを始めた。
プロモーションは、トリップアドバイザー、ビアター、ブログ、グーグルなどを活用。
新宿に宿泊する人が多く、新宿で飲み歩きツアーを企画することになった。
西口の「思い出横丁」「歌舞伎町」「ゴールデン街」をまわるコース。17時に駅前に集合、20時終了。
参加費は飲食代込で一人13,000円。人数は、最大で6人枠。
参加層は、欧米豪が多く、その次に他にも台湾、シンガポール、香港など幅広い。
今、予約が多く入るサイトは、Airbnbのエクスペリエンス(体験)だという。その次にビアターからの予約となる。
日本食にこだわる必要がない。それよりも他では体験できない環境が重要だという。
近隣に個人経営の飲食店が密集することを強みにした、新しいスタイルの日本旅館「Tadaima Japan 新宿旅館」が昨年12月にオープンした。
オープン前に荒木町商店会に加入し、近隣の店舗と知り合う機会が増えた。そのなかで、外国人ウエルカム店と連携し、積極的に送客するようになった。飲食店の英語メニューづくりのサポートもし、4月には飲食街歩きマップも作成予定だという。
フロントには、近隣のおすすめ飲食店をファイルした冊子が置いてあり、ページごとに英語での案内がある。写真を多めに使い、食べるものがイメージできるよう工夫されている。
現在、ナイトツアーやはしご酒も計画。また、お寿司屋さんが店舗で実施する「寿司にぎり体験」も積極的に案内している。