SAKE蔵元、欧州で続々=和食ブームが追い風!

SAKE蔵元、欧州で続々=和食ブームが追い風

(nippon.com  2018/4/30)
https://www.nippon.com/ja/news/yjj2018042900501/
外国で日本酒を製造している方が増えてきているようだ。
ノルウェーの地ビール会社ヌグネ・エウ。スペインのケンショー・サケ。フランスのワイン産地でも「コメのワイン」と呼ばれる日本酒を造る。ロンドンに昨年開業した蔵元カンパイ・サケがある。
英国では今夏、大阪の酒造会社が設立した蔵も本格操業を始める予定だという。
【ポイント】
和食が生活に溶け込みつつある欧州で、清酒(SAKE)を造る蔵元が次々と産声を上げている。

欧州で清酒を事業化した先駆けとされるのはノルウェーの地ビール会社ヌグネ・エウだ。「サケは酒類の中で最も造り方が複雑だと知り、挑戦しようと思った」といい、カナダ人杜氏(とうじ)を招いて2010年に製造を始めた。
同社が使うコメは主に北海道産。
社名を日本語訳した「裸島」のブランドで清酒や焼酎を展開し、今では日本にも輸出するほどの力を付けた。

15年に開業したスペインのケンショー・サケは自社の田んぼで育てたコメだけで清酒、みそを造る。
創業者のハンバート・コンティ氏は「地元で地酒と認めてもらい、将来は欧州の有名ブランドにしたい」と夢を描く。

フランスのワイン産地でも、「コメのワイン」と呼ばれる清酒を造る試みが始まっている。
16年創業のクラ・ド・ブルゴーニュは日本で電子回路の研究をしていたエルベ・デュラン氏が立ち上げた蔵で、南仏などのコメを調達。今年は前年の20倍となる1万本の販売を目指す。

ロンドンでは、昨年開業した英国初の蔵元カンパイ・サケが話題だ。創業者のウィルソン夫妻は4年前、旅行先の京都、飛騨高山で飲んだ清酒に魅了され、造ってみようと思い立ったという。
当初は遊びだったが、本やインターネットで学んで技術を磨き、ついに事業化を決断。最近の和食ブームに乗って売れ行きは好調で、「生産が追い付かない」状態が続く。
英国では今夏、大阪の酒造会社が設立した蔵も本格操業を始める予定で、需要拡大に期待が高まっている。