2017年の国際観光客到着数は7%増、国際旅行支出は中国が5%増でダントツ世界一

国連世界観光機関(UNWTO) 世界観光指標(World Tourism Barometer) 2018 年 3・4 月号について
(UNWTO報道発表 2018 年 5 月 16 日)
http://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2018/05/press-release.pdf
2017年の国際観光客到着数は7%増。2016年までおおよそ4%増加だったので、2017年は増加率は倍増です。
国際旅行支出は、中国が5%増加し、2580億米ドルと世界第1位、2位の米国が9%増加し、1350億米ドル。
先進国、新興国市場 の双方で成長が見られたといいます。
世界中で海外旅行をする人が増え、観光に派生する経済も潤っています。
【ポイント】
2017年、世界全体に国際観光は堅調な需要が継続している。すべての送客市場で観光支出が実質的に増加した。
先進国、新興国市場 の双方で成長が見られ、米国では国際旅行関連の支出が 120 億米ドル増加し、世界最大の観光支出国である中国では 80 億米ドル増加した。ロシア連邦とブラジルからの支出は、それぞれ 70 億米ドル、50 億米ドル増加し、両国ともに過去数年間の停滞から回復した。
堅調な観光支出は、交通アクセスの強化、査証手続の簡素化の拡大および好調な世界経済を反映したもの。
2017 年は上位 25 ソースマーケッ トのすべてで、国際観光支出が増加した。
中国は 2017 年、国際旅行関連で世界最大の 2,580 億米ドル(+5%)を支出し、主導的な立場を確かにした。
BRICs経済地域もすべて増加した。 ロシア連邦(+13%)は、過去数年間の停滞から回復し 310 億米ドルに達し、順位を 3 つ上 げ、再び世界上位 10 カ国入りの第 8 位となった。
ブラジル(+20%)も堅調に回復し、190 億米ドルの支出で順位を 8 つ上げ第 16 位となった。
インドは 9%成長を維持し、 180 億米ドルの支出で順位を 4 つ上げ第 17 位となった。

UNWTO のズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長は、「新興国市場は、観光開発において重要な役割を果たしており、我々は、ロシア連邦とブラジルの回復およびインドの継続した成長を大変喜ばしく見ています。これらの主要な新興のアウトバウンド市場は、多くのデステ ィネーションにおける成長と市場の多様化に貢献しています。」と述べた。
2017 年は、世界第 2 位のアウトバウンド市場である米国(+9%)が牽引し、先進国市場でも 堅調な結果となった。
米国旅行者による国際観光関連の支出は、120 億米ドル増加し 1,350 億米ドルとなった。
ドイツ(世界第 3 位)および英国(同 4 位)からの支出はともに 3%増加し、フランス(同 5 位)は 1%増加した。
オーストラリア(同 6 位)は 7%増、カナダ(同 7 位)は 9%増。
韓国(同 9 位)が支出で 9%成長し、イタリア(同 10 位)は 6%増加となった。
上位 10 ヵ国以外では、スウェーデン(+14%)およびスペイン(+12%)で観光支出の成長が見られた。

2017 年の国際観光客到着数の 7%増加となった。昨年の到着数が 8%増加したヨーロッパで特に高くなった。
国際観光支出 上位・国際観光客到着数 2017(インフォグラフィック)
http://media.unwto.org/content/infographics