訪日客増で増収増益を続ける化粧品・ドラッグストア業界!

訪日客増で最高益の化粧品・ドラッグストア業界、次の一手は?

(ダイヤモンドオンライン 2018.6.9)
https://diamond.jp/articles/-/172039
1-3月の訪日外国人の旅行消費額は1兆1343億円(17.2%増)、全国の百貨店の4月の化粧品売上高は前年同月比で17.0%の増加だという。
中国人の8割が化粧品を購入するといい、化粧品各社の収益が急拡大している。
帰国後も越境ECなどで日本製品を購入するといい、ブランド力向上に大きく寄与している。
ドラッグストア大手も全社増収増益だという。
インバウンド効果で大きな収益を得ているところもあれば、マイナス効果を被っているところもある。
末長いインバウンド効果を醸し出すためにも、ここで得た収益を社会全体に還元していかなければならない。
【ポイント】
化粧品業界やドラッグストア業界は、インバウンド消費の増加により、最も恩恵を受けると言われている。
2018年の1-4月の累計訪日客は1051万9000人と前年同期比+15.4%。
また1-3月の訪日外国人の旅行消費額は前年同期比+17.2%増の1兆1343億円。
帰国後も日本製品を購入する「帰国後消費」も注目を集めている。訪日旅行で品質の高さを実感した消費者が、帰国後も購入を続ける好循環となっている。
インバウンドの土産物として、カメラ・時計、化粧品などが人気ですが、中国人の8割は化粧品を購入しています。
訪日で品質の高さを実感した中国人は、帰国後も現地の百貨店やインターネットで購入を継続、口コミなどでブランド価値が高まり、リピーターが増加するという好循環が生まれています。
全国百貨店の4月の化粧品売上高は前年同月比で17.0%の増加となり、37ヵ月連続プラスとなった。
化粧品各社の収益が急拡大しているなか、資生堂の17年1-3月期はインバウンドと中国本土向け売り上げ拡大が目覚ましく、売上高は前年同期比+13.5%、営業利益は同+95.4%の大幅増収増益となった。

資生堂は中国人からの認知度も高く、「SHISEIDO」などプレミアム価格帯のスキンケアでブランド力を保持している。
インバウンドでも先行しており、顧客接点を活用して訪日顧客の
インバウンド需要の取り込みにも成功し、設備投資を積極的に実施し、更なるインバウンド需要を取り込む方針です。

コーセーは免税店における顧客接点が多くないため、百貨店、ドラッグストアでインバウンド売り上げを取り込んでいる。ポーラ・オルビスホールディングスは、中国での認知度は高くないが、17年のしわ改善の新製品により、認知度が高まっている。
ドラッグストア大手5社(ウエルシアホールディングス、ススギホールディングス、マツモトキヨシホールディングス、ココカラファイン、サンドラッグ)の決算は全社増収増益となった。
サンドラッグは28期連続で純利益が最高益を更新、マツモトキヨシも3期連続で最高益を更新。
化粧品、医薬品の売り上げ構成比の高いマツモトキヨシ、ウエルシアの増益率が高くなっている。
2017年度は、利益率の高い医薬品、化粧品などの購入による増収増益に大きく寄与した。
今後は競争力のあるPBを投入して、集客力と利益率を高める方針だという。
ドラッグストアは「インバウンド」「新店効果」「PB投入効果」が牽引して、業界全体として好調が続くと期待されるという。