観光ボランティアガイドの実態調査 外国語案内ガイドは英語が89.1%!

観光ボランティアガイドの実態調査、外国語で案内するガイドは8%、料金は1人3000円未満が半数

(トラベルボイス 2018年6月12日)
https://www.travelvoice.jp/20180612-108525
観光ボランティアガイドは、日本人向け案内が89.1%で、無料が28.8%、実費のみ徴収29.0%、有料26.3%だという。
有料の場合、「ガイド1人当たり」1000円〜3000円が約半数。「お客様1人当たり」では500円〜1000円が約半数。
外国語案内する組織は312組織で、英語が89.1%。
通訳案内士法が改正され、無資格でもガイドができるようになった。今、全国で外国語対応ガイドの組織も生まれつつあるが、全国展開する良きモデルの登場が早くえられることを期待したい。
【ポイント】
日本観光振興協会(日観振)は、全国の観光ボランティアガイドの実態調査を行った。
全国のガイド組織は1693組織で前回2015年調査(1688組織)とほぼ同じ。ガイドの数は4万6159人(5%増)となった。
東京オリンピックを控え、東京都のガイド人数が約2.7倍に急増したことが、全体の人数増加を押し上げた。
平均年齢は65.1歳。

ガイド料金については、28.8%の組織が無料で実施。実費のみ徴収が29.0%、有料が26.3%。
有料の場合は、「ガイド1人当たり」が最多で、料金は1000円以上3000円未満が約半数。
「お客様1人当たり」では500円以上1000円未満が約半数だった。
外国人観光客に外国語で案内対応をする組織は全体の2割強の312組織で、前回よりも約5%増加。
英語が89.1%と最多で、中国語が26.6%、韓国語が15.7%と続く。
外国語対応が可能なガイド数は3674人で全体の約8%。英語が83.6%、中国語が6.4%、韓国語が3.0%の順だ。
外国語表記の配布資料を有する組織は33.8%、音声ガイドの貸し出しを行なう組織は2.4%と少ないが、スマートフォンやタブレット端末などの活用といった対応手段の広がりがみられるという。

調査は2017年12月~2018年1月に実施されたが、2018年1月4日施行の通訳案内士法の改正により、通訳案内士による業務独占が廃止となることを知らなかった組織が約8割にのぼったという。
「通訳案内士資格のない人によるガイドの質の低下をどう防ぐか」「外国人旅行者に対する有料のガイドサービスの提供を検討」「通訳案内士と連携したガイド活動」などが課題としてあがった。
通訳案内士が在籍していても、無料でガイドを行なっている組織もあるという。
年間案内実績は1組織あたり1000人以上3000人未満が最多。日本人に対する案内が89.1%で圧倒的に多い。
組織としての年間収入は10万円以上50万円未満(43.3%)が最も多く、50万円以上1000万円未満(14.4%)、100万円以上500万円未満(14.2%と)続く。
会員からの会費(66.1%)、ガイド収入(56.7%)、自治体等からの補助金(46.0%)、自治体等からの委託費(22.0%)などが主な収入内容となっている。