【2017年版】インバウンド旅行者が訪れた人気の都道府県ランキング!

【2017年版】インバウンド旅行者が訪れた人気の都道府県ランキング
(Irodoriインバウンドニュース 2018.06.29)
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2017年の「外国人観光客が訪れた人気の都道府県ランキング」では、長野県の人気が拡大しています。
長野県は、松本城やスノーモンキーなど人気のコンテンツに加えて、スキーリゾート白馬村の人気がオーストラリア、ヨーロッパやアジアにも拡大したようです。
大阪府は、訪日客数上位4カ国全て(中国・韓国・台湾・香港)で1位を獲得しました。またヨーロッパからの人気も少しずつ高まってきています。大阪府と京都府は16カ国いずれも4位以内に入りました。
今後は、距離的にもコンパクトにまとまっているため、関西というパッケージの人気が高まってきそうです。


【ポイント】
2015年の「外国人観光客が訪れた人気の都道府県ランキング」では、東京の1位独占状態が変わり始め、地方への訪問者が増えるなどの変化を見ることができた。
2016年は、大阪の人気が急上昇し、地方への訪問者もさらに増加した。
2017年の「各国の人気都道府県」は次の分析になるという。

16位 ドイツ [2017年訪日者数 195,606人]
2015年から3年連続して長野県が急上昇(17位⇛10位⇛7位)
2016年から千葉県が2ランクダウンし(2位⇛4位)、京都府(3位⇛2位)、大阪府(4位⇛3位)が1つずつランクアップ
2016年から石川県がランクダウンし、TOP10圏外へ(9位⇛15位)

15位 フランス [2017年訪日者数 268,605人]
1位〜7位は2016年から変動なし
2016年から和歌山県がTOP10圏外にランクダウン(8位⇛14位)

14位 カナダ [2017年訪日者数 305,591人]
1位〜8位は若干の変動のみ。
長野県がTOP10入り(13位⇛9位)

13位 ベトナム [2017年訪日者数 308,898人]
長野県が大幅にランクアップ(24位⇛10位)
茨城県がTOP10圏外へランクダウン(10位⇛17位)

12位 イギリス [2017年訪日者数 310,499人]
長野県がランクアップ(12位⇛7位)
奈良県がTOP10圏外にランクダウン(8位⇛11位)

11位 インドネシア [2017年訪日者数 352,330人]
岐阜県がTOP10入り(11位⇛7位)
奈良県がTOP10入り(14位⇛10位)
北海道がランクダウンしTOP10圏外へ(9位⇛14位)

10位 シンガポール [2017年訪日者数 404,132人]
沖縄県が大幅なランクアップ(32位⇛8位)
山梨県(11位⇛7位)、兵庫県(13位⇛9位)がランクアップ
※ 沖縄県への訪問者数が大幅に伸びた理由は、2017年11月のジェットスターの直行便就航が大きい。
詳細データが公開されていないので、真相はわかりませんが、11月の就航セールで沖縄便を予約した人も多かったのではないでしょうか?

9位 フィリピン [2017年訪日者数 424,121人]
TOP10の顔ぶれは変わらず順位の変動のみ
山梨県がランクアップ(10位⇛6位)

8位 マレーシア [2016年訪日者数 439,548人]
京都府が2ランクアップし、2位に(4位⇛2位)
1位に大阪、2位に京都と、関西の府県が両方にランクインしたのはマレーシアのみ

7位 オーストラリア [2017年訪日者数 495,054人]
1位〜9位は大きな変動はなし
山梨県がTOP10入り(15位⇛10位)
奈良県がTOP10圏外に(10位⇛13位)

6位 タイ [2017年訪日者数 987,211人]
1〜7位は変動なし
愛知県が2年連続でランクアップ(14位⇛10位⇛8位)
岐阜県も2年連続でランクアップしTOP10入り(16位⇛13位⇛10位)
※「タイ人が1番訪れない都道府県は沖縄県!」 2014年、2015年と最下位ですが、2016年は34位になりました。
2017年2月からLCCピーチによる沖縄-バンコクの直行便が就航し、25位と大幅にランクアップしました。

5位 アメリカ [2017年訪日者数 1,374,964人]
1位〜9位は2016年から大きな変動はなし
静岡県がTOP10圏外に(10位⇛15位)

4位 香港 [2017年訪日者数 2,231,568人]
1位から5位までは2016年から変動なし
大分県がTOP10圏内にランクイン(12位⇛9位)
※震災の影響で2015年から2016年に10位から18位まで順位を落とした熊本県は、2017年に11位まで戻しました。

3位 台湾 [2017年訪日者数 4,564,053人]
1位から10位まで2016年から全く変動なし

2位 韓国 [2017年訪日者数 7,140,165人]
1位から10位まで2016年から全く変動なし

1位 中国 [2017年訪日者数 7,355,818人]
TOP11の顔ぶれに変動なし
奈良県が2016年から3ランクアップ(9位⇛6位)


※ 2017年のデータを見て印象に残ったこと
1. 長野県の人気が拡大!
2016年のデータではTOP10に入ったのは上位16カ国中4カ国でしたが2017年には7カ国にまで増えました。
長野には元々、松本城やスノーモンキーなど、外国人観光客に人気のコンテンツがありました。
それに加えてスキーリゾートとして白馬村の人気がオーストラリア人からヨーロッパやアジアの国々にも拡大したことも増加要因の1つだと考えられます。

2. 大阪府と京都府の人気が加速
大阪府はベトナムのみランクダウン(2位⇛3位)しましたが、2016年に引き続き、訪日客数上位4カ国全て(中国・韓国・台湾・香港)で1位を獲得しました。
さらにドイツ、イギリスでもランクアップし、ヨーロッパからの人気も少しずつ高まってきている。
京都府は2016年から2017年にかけて訪日者数上位16カ国でランクダウンが一切なく、3カ国でランクアップと安定の強さを見せました。
大阪府と京都府は16カ国でいずれも4位以内に入りました。
大阪は食とショッピング、京都や奈良は歴史的建造物や観光、和歌山、滋賀、兵庫にも見るべきところがたくさんあります。距離的にもコンパクトにまとまっているため、関西というパッケージ全体で人気が高まってきています。
関空の頑張りもあるでしょう。

3. 航空路線の新規就航は大きなチャンス!
今回のランキングで最も変動があったのが、シンガポール人が訪れた都道府県ランキングです。
沖縄県は2016年の32位から一気に8位になりました。2017年11月から週に3便運行しているシンガポールと那覇と結ぶジェットスターの直行便の影響だと考えられます。
シンガポールは2017年通年での訪日客数は404,132人で前年比11.7%増でしたが、2017年11月以降は11月が16.6%増、12月が13.9%増と平均以上の増加を記録しました。
この中に就航セールを利用して沖縄を訪問した人も多かったのではないでしょうか? 
2017年2月からバンコクと那覇の直行便の運行が始まった影響もあり、タイでも沖縄県は34位から25位まで順位を上げました。
海外旅行を計画する上で「直行便があるかないか?」は結構大切な要素です。