『インバウンド向けサイクリングへの挑戦』 ー観光シンポジウム報告①

事例報告 『インバウンド向けサイクリングへの挑戦』
           NPO法人スマート観光推進機構 理事 中西弘之

自身がサイクリング体験を始めるなかで感じたのは、インバウンド向け体験教室に「アソビュー」など数々ありますが、「エアビー(Airbnb)」の体験が一番だと思っている。
2017年に日本全国で「エアビー」で宿泊した人は585万人で、訪日外国人の2割に相当する。
東京180万人、大阪162万人、京都67万人が利用されているが、提供される体験は、東京443件、大阪153件、京都175件、広島は6件にすぎない。インバウンドの半数が広島に行くといっているのに体験は少なすぎる。
私のサイクリング体験(約5ヶ月)に参加した人は826人。うち309人がレビューを書いてくれて、「平均4.9」の評価をいただいている。アメリカ、オーストラリア、中国の順に多い。

サイクリング体験を始めて得られたことは
①自身のメンタルが鍛えられたこと(5ヶ月で35カ国の外国人を1ツアー10名まで案内しているが、「良かった」との評価を受けていくなかでメンタルが鍛えられた) ②続けることで勝手に英語が上達する ③副収入が得られる(私の場合、サラリーマン時代の月収を超えた) ④世界中に自分を受け入れてくれる家族のような存在ができる ⑤インバウンド観光経済(柿の葉寿司、ほうじ茶のペットボトル、レンタル自転車)に貢献して、地域活性化の一翼を担えている。
インバウンド誘致が難しい地域でも、誰か一人が「エアビー」の体験を始めれば、その地域が変わるかもしれない。その醍醐味を伝えていってほしいとの思っている。
 
サイクリング体験で気付いたことは
①家族旅行が多い ②学生が多い(学生もお金持ち) ③アジアからカナダやオーストラリアの移民が多い ④予約のタイミングはバラバラ(1時間前から半年前まで) ⑤お金元が多い(高収入の職業、チップやプレゼントをくれる) 
 
今、観光革命が起こっている。
これまで旅行代理店が観光客とガイドをつないでいたが、「エアビー」の体験は、「エアビー」が仲介しているが、“旅行者”と“ガイド”の直接的なやりとりになっている。だから個人的な思いが深まる。ただトラブル対応もあり、しんどさとともにリスキーな面もある。
「エアビー」の体験は組織で登録できない。個人だけが登録できるシステムをとっている。
良いテーストの写真がないと掲載が許可されない。また「エアビー」が20%の手数料を取るが、この20%には1億円までの保険も含まれているので、決して高いと思わない。
 
自分の体験で胸を張って言えるのは
①インバウンドに喜んでもらって ②自分の好きなことをやって ③地元に貢献できて ④英語が上達できて ⑤精神的にメンタルも鍛えられて ⑥効率よく収入が得られて ⑦世界中に友達の輪が広がること。

何かあればいつでも相談に乗りますよと話をまとめられました。
 

スライド資料
https://www.slideshare.net/hironakanishi/airbnb-111270670