世界の海外旅行者が13億人突破で過去最高、消費額で圧倒的トップは中国!

世界の海外旅行者数が13億人突破で過去最高、消費額で圧倒的トップは中国、目的地はフランスが1位に ―UNWTO世界旅行統計2017
(トラベルボイス 2018年9月18日)
https://www.travelvoice.jp/20180918-117512


2017年の世界の海外旅行者数は前年比7%増の13億2300万人だという。
訪問客数では1位フランス(8690万人)、2位スペイン(8180万人)、3位米国(7590万人)。海外客による支出は、1位米国2107億ドル、2位スペイン(680億ドル)、3位フランス(607億ドル)となった。
日本が、初めて観光収入では10位にランクインした。
海外旅行は全世界的な流れであり、アジアの中でも「タイ」の人気が最も高い(訪問客数10位、観光収入4位)ということを認識しなければならない。


【ポイント】
UNWTO(国連世界観光機関)によると、2017年の海外旅行者数(到着ベースで集計)は前年比7%増の13億2300万人。8年連続のプラス成長と発表した。
2018年1~4月実績では前年比6%増のペースで推移している。
観光産業による輸出額は同5%増の1兆6000億ドル(約176兆円)。業種別では第3位の規模。

テロ事件の打撃を受けていた欧州(前年比8%増)やアフリカ(9%)への旅客数が復活。
中国、米国、ドイツなど、主要な送客市場が安定した伸びを示したほか、ブラジルやロシアなど、停滞気味だった新興市場が再び成長に転じた。

海外からの訪問客数では1位がフランス(5.1%増の8690万人)、2位スペイン(8.6%増の8180万人)、3位米国(3.8%減の7590万人)。
海外客による支出額では、訪問客数でマイナス推移を示した米国が1.9%増の2107億ドル(約23兆1700億円)となり1位。2位スペイン(10.1%増の680億ドル)、3位フランス(13.1%増の607億ドル)となった。

2つのランキングを比較すると、トップ10か国中7か国は同じ顔ぶれだが、旅行形態や滞在日数、消費動向により、一部は異なる国がランクイン。
日本は6年連続でインバウンド旅行者数の伸びが2ケタ成長となり、観光収入では世界トップ10にランクインしたものの、旅行者数ではベスト10圏外だった。

算出方式の変更に伴い、2016年は観光収入で世界5位だった中国が2017年は12位に低下。
アジアで最も人気のデスティネーションはタイで、訪問客数では世界10位、観光収入では4位。訪問客数の伸び率が上位10か国中、最も大きかったのはトルコで前年比24.1%増。同様に観光収入ではマカオで同17.6%増だった。

「海外旅行」先は、5人中4人と大多数が自身の居住国と同じ地域内を選択している。
地域別を見ると、欧州が48%と最大シェアだが、アジア太平洋地域が25%と急速拡大している。

海外旅行での消費額は、中国人旅行者が圧倒的1位の座を堅持し、前年比4.7%増の2577億ドル。世界全体の5分の1を占めた。第2位は米国、次いでドイツ。
最大の伸び率を示したのは、ここ数年伸び悩んでいたロシアで前年比29.7%増。トップ10位の中では、韓国も12.3%増となった。