「日本ならではの体験」を重視する訪日オーストラリア人の特徴!

「日本ならでは」を重視!データから分かる訪日オーストラリア人の特徴

(inbound insight  2018.09.27)
https://inbound.nightley.jp/archives/2821/
訪日するオーストラリア人の観光は、距離が遠いので、7日以上の長期滞在が多く、初訪日が67%を占める。
オーストラリアの夏休み休暇に合わせて訪日し、ウィンタースポーツを楽しむ人が多い。
買い物にあまり関心がなく、「日本でしかできない」体験を重視し、日本全国を移動する傾向がある。
旅行は個別手配が85%といい、SNSなどの「曖昧な意見」ではなく、信頼できる情報を入手する傾向が強い。
「日本食を食べること」が99.3%といい、日本でしか出来ない体験・経験を重視する傾向が強い。
欧米系の訪日客に共通する面があるが、オーストラリア人の方が顕著な傾向がある。
【ポイント】
■ 冬にウィンタースポーツのために訪日する人が多い。
■ 個人手配で日本に長期で滞在し、日本各地を周遊する人が多い。
■ 情報収集には客観的な情報や信頼できる情報を重視する傾向にある。
■ 最初の入国は、ほとんど関東地方から。
■ 「日本でしかできない」「日本ならでは」を重視する。
■ 買い物にはあまり関心がない。
訪日オーストラリア人は年々増加しているも、増加率は年々減少。
6~8月に少なく、12月・1月に多い。これは12月・1月がオーストラリアの夏休みにあたることが一因。また、3月末から4月のイースター休暇も多い傾向がある
訪問回数は、「初めて日本に来た」が67%。
全国籍平均と比較すると男性の割合が多い。要因としては、20代男性と60代男性の訪問率が全国籍平均よりも圧倒的に高いため。女性は、50代以上は全国籍平均よりも高いが、他の年代は全国籍平均を大きく下回っている。
個別手配が85%。これは「自らの行きたい場所を自由に訪問する」ためだと考えられる。
情報は、TripAdviserなどの口コミサイトや自国の友人・知人、宿泊施設のホームページが多い。一方で個人のブログやSNSの使用割合は少ない。これはブログやSNSといった「曖昧な意見」ではなく、宿泊施設のホームページによる「事実」やTripAdviserなどの大人数によって平均化された「定量的な情報」、「信頼できる人からの情報」といった客観的情報を重視していると推察される。
入国は、成田空港が圧倒的割合を占めており、次に羽田空港が利用されている。これは、成田空港と羽田空港の国際線の本数が影響している。
全国籍平均と比較して、7日以上の滞在が圧倒的に多い。オーストラリアは日本との距離も遠く、フライト時間が約10時間かかるため、気軽には日本に来ることが出来無い。加えて、オーストラリア人など欧米人は長期にわたる休暇を取れる傾向にあるからと考えられる。
成田空港や羽田空港を利用するため、東京都と千葉県への滞在率は全国籍平均を上回っている。
関西国際空港の利用率が低いにも関わらず、大阪府・京都府への訪問率が高いのも特徴です。
訪日オーストラリア人は関東地方から入国するも、関西に訪問し、日本全国を周遊していることが推察される。
また、広島県や長野県への訪問率が極めて高い。

「日本食を食べること」が99.3%、他にも「日本酒を飲むこと」「日本の歴史・伝統文化体験」「美術館・博物館」「日本の日常生活体験」「日本のポップカルチャー」などの日本でしか出来ない体験・経験を重視している。
また、スキー・スノーボードを行っている人も多く、これが長野県への訪問率につながっている。
訪日オーストラリア人の総消費額は増加しているも、1人当たりの消費額に関してはほとんど変化は無い。
消費金額は宿泊料金の占める割合が高く、買い物代の占める割合が低い。消費金額の内訳はほぼ変化しておらず、これはオーストラリア人の特徴だといえる。
食料品や衣服系統、書籍・絵葉書・CD・DVDに関しては全国籍平均を上回るも、菓子類や医薬品・健康グッズ・トレイタリー、化粧品・香水は低い。加えて、購入単価も低い。
次回日本でしたいことは、全国籍平均よりも高い値を示すが、「日本食を食べる事」「日本の歴史・伝統文化体験」「日本酒を飲むこと」といった日本でしかできないことを重視している。