2018年の農林水産物・食品輸出額が9000億円を超え過去最高 「鶏卵」50%増!

なぜ日本のタマゴが人気なの?

(NHKサクサク経済Q&A  2019/2/8)

2018年の農林水産物・食品輸出額が9000億円を超え過去最高となった。
「ホタテ」477億円(+3.1%)「さば」267億円(+22.0%)「りんご」291億円(+27.6%)「いちご」25億円(+40.7%)「牛肉」247億円(+29.1%)「日本酒」222億円(+19.0%)、そして「鶏卵」15億円(+49.4%)と、鶏卵の伸び率がトップとなった。
日本食ブームが農林水産物・食品の輸出を伸ばしている。訪日して日本の食品を好きになった外国人が牽引している。
【ポイント】
2018年の農林水産物・食品輸出額が1000億円近く増加し、9000億円を超え過去最高となった。
世界的に日本食の普及が進んでいることが背景にある。
「牛肉」は前年比29%増。「和牛」の評価が高まり、台湾などのアジア向けの輸出が伸びている。
「日本酒」も19%増。欧米を中心に飲まれるようになり、まだ伸びる余地もある。
「りんご」「いちご」は高級果物として人気が高く、贈答用として台湾や香港で需要が伸びている。
「鶏卵」は50%近くも伸びている。
鶏卵の輸出は、ほとんどが香港向け。
訪日外国人観光客が増え、日本で親子丼やラーメンの煮卵など半熟が多い日本食を食べた香港人が、自国に帰ってもまた食べたいと思う人が増えていると農林水産省の見方。

卵は世界で生産されているが、生や半熟で卵を食べられるには厳しい衛生管理が必要で、こうした管理を行っている国は日本以外にほとんどないと業界団体に話。
香港では、街のスーパーや商店にも日本産卵が出回っている。値段は1パック350円から480円程度。
「日本の卵は、ほかの国のものに比べて安全で衛生状態もよいと客の反応もよい」という。
日本産卵は、去年10月にアメリカや台湾向けの輸出が可能になった。そして早ければ2月中にEUへの輸出も解禁されることから、輸出の増加に期待が高まっている。
輸出先トップの香港は揺るがないけど、去年2位に中国が上がってきた。前年比30%増。アメリカを抜いた。


中国料理に使われる「ホタテ」も輸出が多い。

日本酒やお茶などの清涼飲料水、盆栽や庭木などの植木も増えている。
ベトナムやタイ、フィリピンなどへの輸出も10%以上増え、東南アジアにも浸透してきている。

年末にTPP=環太平洋パートナーシップ協定が、2月1日にはEUとEPA=経済連携協定が発効。
牛肉や日本酒、しょうゆなど、ほとんどの農林水産物や食品の関税がゼロになったり下がったので、さらなる輸出拡大が期待されている。