2018年の訪日外国人の動向 訪日客伸び率トップはベトナム リピータが増加傾向!

2018年の訪日外国人の動向調査結果と2019年の予測を発表。訪日客伸び率トップベトナムで急上昇の検索ワードとは

(やまとごころ 2019.02.28)
2018年の訪日客数は約3119万人と増加したが、震災や台風の影響もあり前年比で伸び率が鈍化している。
また初回訪問が減り、リピータが増加している傾向も見て取れる。また、東南アジアのシンガポール・ベトナム・インドからの初回訪問も増加した。
リピータ率は、香港86.7%、台湾81.3%、韓国73.3%、中国39.2%、タイ68.2%、シンガポール67.8%、マレーシア55.2%、フィリピン53.7%、インドネシア38.1%、ベトナム20.8%、インド19.0%となった。
【ポイント】
JNTO発表によると、2018年の訪日客数は中国が1番多く800万人を突破し前年比13.9%増を記録。2位の韓国は753.9万人で5.6%増、3位の台湾は475.7万人で4.2%増となった。2018年の訪日客数は約3119万人となり7年連続で増加したが、震災などの影響もあり前年比で伸び率が鈍化した。
ベトナムは伸び率が大きく、38.9万人で前年比26.0%増。ロシアやスペインも20%前後の伸びを見せた。
欧米圏は米国が152.6万人の11.0%増、英国が33.4万人の7.6%増となった。近隣国からのリピーターの割合も増えているが、東南アジアのシンガポール・ベトナム・インドからの初回訪問の比率も増加している。
2018年7-9月の都道府県別宿泊者数では、2017年に比べると東北や九州など地方への宿泊数が増加した。
大阪の訪問率が低下し、各地域へ分散している。東南アジアからの訪日客は、東京・千葉・大阪など主要観光地に集中し、韓国は福岡などに分散した。
インドから千葉県への訪問率は34.2%で、ディズニーランドへの観光客と推測される。

外国人の消費動向は、インドネシア・フィリピンが個人旅行パッケージ商品にシフト。台湾からは、個人旅行パッケージ商品の申込が前年同期比22.3%増となった。日本滞在中の支出は、台湾・香港は宿泊や飲食費に、タイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・インドでは娯楽サービス費に支出傾向がある。
中国人の買い物代は前年同期比で5.2%減で、「爆買い」は近年鈍化傾向。
フィリピン人は前年同期比41.7%増と大幅に伸びた。

2018年の訪日客の検索同行は、ベトナムで「日本旅行」が前年同期比94.0%増、「大阪旅行」が69.3%増、「京都旅行」が33.5%増となった。「日本旅行」と「京都旅行」の検索数に関しては、多くの地域で前年比減少傾向にあるなか、唯一、ベトナムだけが大幅に伸びた。

2019年の予測としては、インフラの拡充化継続、一層のビザ緩和、民泊関連の整備、リピーター獲得のための地方誘客プロモーションなどに注力、ラグビーワールドカップの開催でインバウンドマーケットの成長が見込まれるとしている。
また平均消費金額増加に向け、ナイトタイムエコノミー、越境ECを活用した旅前プロモーションなどの取り組みをすることが重要としている。