『地方で個人が自らインバウンド集客の装置になるAirbnb体験』(講演概要)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『地方で個人が自らインバウンド集客の装置になるAirbnb体験』

NPO法人スマート観光推進機構 理事 中西弘之


中西さんは、奈良でカフェを経営され、無料で宿を提供する世界的団体「カウチサーフィン」で60ヶ国から200人を宿泊させる経験をお持ちです。また世界のブロガー10数名を集めた「グローバル トラベル ブロガー サミット」を開催され、大阪、神戸、広島を巡られたといいます。「カウチサーフィン」で宿泊されるのは、医者や弁護士などステータスの高い方が多いといい、コミュニケーション密度を高めるほど、国境を越えて深い人間関係ができたといいます。
そのような原体験を持つなかで、2018年2月にAirbnb体験の説明会があり、「運命の出会い」を感じたといいます。2017年に日本全国で「Airbnb」の宿泊者は585万人で、訪日外国人の2割に相当します。その宿泊者が申し込みをする時、体験も紹介されるため利用者が多いといいます。
インバウンド向け体験サイトも増えましたが、Airbnbではガイドと言わずに「ホスト」と言い、ホスト個人の顔が見えるところが優れています。

昨年3月末から、奈良でサイクリング体験のホストをしてきましたが、利用者は39カ国1101人にのぼります。内訳はアメリカ334人、オーストラリア184人、中国120人の順になります。
2019年1月末のAirbnb体験ホストのランキングで、レビュー数437(1位は1226)、評価点4.92となり日本の14位になりました。今年中には5位になりたいと語られました。
「Airbnb体験ホストはガイドではない」と何度も話されました。相手が望むものを察し「感動を提供」すること。2時間の体験より、ドキドキワクワクの2時間にすること。観光案内より、日常会話のたわいもない話の方が感動を生むとも話されました。
そもそも訪日客は下調べをしていない、日本に来てから行き先を決めるそうです。メジャーな観光地に行くというより、その情報しか手に入らないので、その地に行くだけとのことです。日常の日本を知りたいとの要望が強いようです。
ホスト体験で感じたことは、①家族連れが多い、②学生が多い、③アジアからカナダやオーストラリアへの移民が多い、④お金持ちが多い(時にはチップやプレゼントをくれる)。従来の観光は、海外の代理店と日本の代理店を経由するが、今は、旅行者とホストが直接連絡を取り合う。これは「観光革命」が起こっているのだと感じているとのことです。
Airbnb体験でよいレビューをもらうには、1に写真、2に写真、3に写真、それから説明文章。ストーリーをつけて満足度をあげること。少しでも驚きを与え感動を与えることです。

Airbnb体験はまだまだ参入地域が少ないので地方にもチャンスがあると語られました。
Airbnb体験を始めるに当たって、①ほとんどノーリスク、②やるなら徹底的に(中途半端にやらない)、③体験の遥か上の価値を提供することが大切です。Airbnbは20%の手数料を取りますが、この20%には1億円の保険も含まれているので安心です。
自分の体験で胸を張って言えるのは、①インバウンドに喜んでもらって ②自分の好きなことをやって ③地元に貢献できて ④英語が上達できて ⑤精神的にメンタルも鍛えられて ⑥効率よく収入が得られて ⑦世界中に友達の輪が広がること。

何かあればいつでも相談に乗りますよと話をまとめられました。

 
当日の講演スライド資料
https://www.slideshare.net/hironakanishi/222-132841400