2018年の世界の海外旅行者5.5%増の14億人、売上高は8%増 旅行者の多さにストレス54%!

世界最大級の観光国際会議「ITBベルリン」が開幕、181カ国からトラベル系企業が参加、オーバーツーリズムなども議論

(トラベルボイス 2019年3月7日)
2018年の世界の海外旅行者数は、前年比5.5%増の14億人。アジア太平洋7%増。南米6%増、北米と欧州5%増となった。世界的に海外旅行者の旅行日数は伸び、現地消費額も増加。2018年の海外旅行売上高は8%増。
世界の旅行者の69%が環境保護を重要と認識し、54%が旅行者の多さにストレスを感じているという。
旅行者が多ければ、違うデスティネーションを選ぶが55%で、中国は72%にのぼった。
2019年は世界経済の成長率が鈍化すると見込まれることから、海外旅行市場も2018年の成長率を下回る同4%増と予想。アジア太平洋6%増、南北アメリカ5%増。欧州3%増にとどまる。
【ポイント】
世界最大級の観光産業向け国際会議ITBベルリンが3月6日に開幕した。

ITB ベルリンが事前公表した調査結果
・69%の旅行者が環境保護を重要な課題として認識。
 特に、ドイツ(74%)、スペイン(73%)、中国(88%)では環境保護の認識が高い結果となった。
・調査対象の54%が、過去に旅行者の多さにストレスを感じたことがあると回答。
 中国(84%)、フランス(61%)、ドイツ(60%)で高かった。
・55%が「旅行者が多ければ、違うデスティネーションを選ぶ」と回答。
 中国は72%にのぼった。
・多くの調査対象者が「旅行者が少ないのであれば、余分な出費をする用意がある」と答えた。
 ドイツの場合、1週間の旅行で許容される追加額について、76%が100〜300ユーロと回答。500ユーロと回答した人も20%におよんだ。

世界的な旅行市場調査会社IPKインターナショナルは2018年の世界の旅行統計によると、世界の海外旅行者数は前年比5.5%増の14億人に達した。
アジア太平洋が最大の伸び率で同7%増。南米の同6%増、北米と欧州の同5%増を上回った。

インバウンド市場では、アジアと欧州が同6%増となった一方、北米は同3%増にとどまった。
スペインのインバウンド市場が停滞し、トルコが好調で2018年は2017年よりも850万人増えた。

レジャー旅行は好調に推移したものの、ビジネス旅行は下降傾向。MICEは成長が続いている。
世界的に海外旅行者の旅行日数は伸び、現地消費額も増加。2018年の海外旅行の売上高は同8%増となった。
2019年は世界経済の成長率が鈍化すると見込まれることから、海外旅行市場も2018年の成長率を下回る同4%増と予想。
アジア太平洋が同6%増、南北アメリカが同5%増。欧州は3%増にとどまるとしている。
ITBベルリンは、181カ国から1万を超える企業がそれぞれの製品やサービスを展示するほか、コンベンションプログラムでは400人近いスピーカーが登壇し、オーバーツーリズム、顧客ニーズの変化、新しい形の交通システム、環境サステナビリティなど現在の観光業界が抱える課題について議論が行われた。