訪日外国人の山岳遭難が18年は169人と最多 バックカントリースキーが目立つ!

山岳遭難が最多 バックカントリースキーの外国人目立つ

(朝日新聞デジタル 2019年6月13日)
2018年に山で遭難した人は3129人。70代が最多の698人(22%)で、60代の692人(22%)。
外国人の遭難が増加している。2014年は32人だったが、17年121人、18年は169人と増加。66%が訪日旅行者で、55%はバックカントリースキーをしていたという。
不慣れな外国人の不注意が原因ともいえるが、軽減できる施策も展開を広げなくてはならない。
【ポイント】
2018年に山で遭難した人は3129人で、前年比で18人増え、過去最多を更新した。外国人が大幅に増えた。未整備の山中を滑る「バックカントリースキー」で遭難した訪日旅行者が目立ったと警察庁が発表した。

遭難者は70代が最多の698人(22%)で、60代の692人(22%)、50代の486人(16%)が続いた。
死者と行方不明者は前年比12人減の342人だった。
山に入った目的は、登山2022人、山菜・キノコ採り385人、ハイキング161人、観光141人の順で多かった。
遭難の原因は道迷いや滑落、転倒、病気、疲労が目立った。

右肩上がりで増えているのが外国人の遭難だ。記録を取り始めた2013年は44人。14年は32人、15年64人、16年93人、17年121人と増え、18年は169人だった。昨年は66%が訪日旅行者で、このうち55%はバックカントリースキーをしていた。

日本山岳ガイド協会によると、日本の雪質がネット上で評判になり、バックカントリースキー目的の外国人観光客が増えた。協会は登山届を家族や友人と共有し、遭難の際に自治体や警察と連携する無料サービス「Compass」をウェブやアプリで提供している。多言語に対応しており、外国人に利用を呼びかけている。

山岳遭難を防ぐには
・技術や経験、体力に合った山とコースを選ぶ
・滑落の危険がある場所やトラブル発生時に途中から下山できるコースを把握し、安全な登山計画を立てる
・十分な食料と飲料、装備を持つ
・携帯電話や無線機、予備のバッテリーを持つ
・地図やコンパスを持つ
・複数で登るようにする
・登山計画書を家族や同僚と共有し、登山口の「登山届ポスト」などに出す
・視界や体調が悪くなったらすぐに引き返す