京都の来訪者は微減、宿泊客は増加、20年度末の客室数5満室超!

京の宿泊客、イタリアから74%増 目立つ欧州から

(京都新聞 2019年09月19日)
京都来訪者は微減で2018年は5275万人。一方、宿泊客数は増えているという。
京都に宿泊しない理由で「宿泊施設の予約ができなかった」が15年の15.1%から、18年の9.4%へ低下しているといい、客室数の増加が功を奏しているようだ。
客室数は、15年度末の3万室が18年度末には4万室を上回り、20年度末には5万室を超えるというが、京都の客室数が12000室余剰と言われていることもあり、安易な増加はオーバーツーリズムを助長しかねない。
【ポイント】
京都市観光協会の最新京都観光の動向によると、京都を訪れる「実人数」は微減で推移する一方、実人数に延べ泊数を足した「延べ滞在人数」は微増で、宿泊客の割合が増えている。

京都来訪者の実人数は15年の5684万人から微減傾向で18年は5275万人だった。一方、延べ滞在人数は7720万人から7819万人となり、来訪者全体に占める宿泊客の割合が高まった。

市内の宿泊施設の客室数は15年度末の約3万室が18年度末には4万室を大きく上回り、同協会の推計では20年度末には5万室を超える見込み。

京都に宿泊しない理由で「宿泊施設が予約できなかったから」と回答した人は15年の15・1%から18年は9・4%まで低下。客室数増が宿泊客や延べ滞在日数の増加につながっている。

訪日客の内訳は、アジアからの割合が日本全体では85・7%、関西空港の入国者は92%なのに対し、京都は59・1%と相対的に低く、欧米系の割合が高かった。
宿泊客延べ人数の対前年の伸び率でみても、イタリアが74%増、ドイツが60%増、フランスが49%増と、中国(26%増)や台湾(26%増)に比較して増加が目立った。

欧米の観光客に人気のタイや中国との差別化や、周遊傾向が進む訪日客が京都を拠点にできるよう宿泊施設の供給拡大の必要性を指摘している。