インバウンド客に大人気の「ラーメン食べ歩きツアー」に密着取材!

歴史や文化も伝える、インバウンド客に大人気のラーメン食べ歩きツアーに密着取材

(やまとごころ 2019年9月4日)
「ラーメン食べ歩きツアー」3時間コース、一人12,000円。
海外のラーメンは豚骨ラーメンがほとんどを占め、日本の醤油、味噌、鶏ガラ、魚出汁などのラーメンに驚くという。ツアーでは6種類を約3時間で食べ歩く。イラスト入りの小型パネルでラーメンの歴史、種類、味の構成、最近のトレンドなどを紹介するのが人気の秘密のようだ。
3~4月が一番多く、英語対応なのでアメリカ、オーストラリア、イギリスが多いという。
通訳案内士制度が緩和され、外国人ガイドが増えるなかで、ディープな日本の紹介も増えそうだ。
【ポイント】
ラーメン食べ歩きツアーを行っているアメリカ人のフランク・ストリーグルさんの同行レポート。
フランクさんは、親の仕事の都合で日本に少年期から住んでいて、大学のときにアメリカのミネソタ州に渡ったが、卒業後、日本に戻った。ラーメンとの出会いは少年期にまでさかのぼり、日本人男性と同じようにラーメン好きになった。
英語ブログにラーメンの食べ歩きを2016年から投稿しており、都内のラーメン店にも精通している。
Airbnbのラーメン食べ歩きツアーは2018年1月に開始した。それまで通訳案内士制度が壁になって、ガイドをすることはなかったが、法律が変わり、誰でも報酬を受けて案内ができるようになったのがきっかけだった。東京に長く住んでいたので日本語もでき、知識も豊富だ。 
Airbnbからの引き合いが多く、3時間のコースは一人12,000円だ。自社のラーメンブログのページなど、ダイレクトブッキングのページからの予約もあり、旅行会社からの相談も増えつつあるという。
ツアーづくりにあたっては、気に入ったラーメン店に何度も足を運び、協力してもらう交渉を進めた。
ツアー客は3~4月が一番多く10名近くになることも珍しくない。
一番多いのがアメリカで、オーストラリア、イギリスの順に続く。アジアからも増えているが、英語を話せる方のみの対応だ。レビューも多く、楽しかったという意見が多い。
 
ツアーは中目黒駅近くのラーメン店で2種類、恵比寿駅近くのラーメン店で2種類、渋谷駅界隈のラーメン店でまた2種類を食べ、6種類のラーメンを約3時間のツアー中に食べることができる。
ツアー用に開発された小型どんぶりになっていて、若い参加者なら軽くたいらげてしまう。
ツアーの特徴はフランクさんによるラーメン解説だろう。イラスト入りの図解した小型パネルを持って、ラーメンの歴史、種類、味の構成、最近のトレンドなどを紹介している。
海外で普及しているラーメンは、ほとんどが豚骨ラーメンだ。だから醤油や味噌、鶏ガラ、魚出汁という存在に驚かれる。豚骨ラーメンも、赤、黒、白、緑から選ぶ。赤は、辛い豚骨、黒はゴマ豚骨、白は一般の豚骨、緑はバジル入りのイタリア風豚骨だ。豚骨ラーメンだけでも実にバラエティーに富んでいるので大喜びだという。
ラーメンが出るまでの待ち時間、自分だったらどんなラーメンを作るかというアンケートがあり、麺、出汁、味、トッピングなど、好みを選ぶ。それを発表する。アメリカ人はアボガドを入れたいと提案など、日本人にはない発想に驚く。
アメリカではラーメンの人気が上がっているという。ニューヨークのラーメンは20~25ドルもして、なかには行列のラーメン店もあり、長いと2時間も待つことがあるそうだ。日本は割安感があって、いろいろな味が楽しめるので大満足という。
このようにエッジがきいた体験プログラムを開発する外国人ガイドが増えることで、ディープな日本を紹介できるだろう。