2019年の訪日中国人客数30%、旅行消費額37%。新型コロナウイルスの影響大!

訪日中国人、この12年で10倍増 : 2019年の旅行消費額は1兆7700億円に

nippon.com   2020年1月27日)
 
新型肺炎を封じ込めるため、中国政府は1月27日から海外団体旅行を禁止し、春節の訪日中国人旅行客を待ち構えていた観光地ではキャンセルが相次いでいるという。
やむを得ないが、2019年の訪日中国人客数(30%)や旅行消費額(37%)をみると、その存在の大きさを感じざるを得ない。訪日中国人観光客の減少は日本のGDPを2650億円押し下げ、訪日観光客数全体では7760億円押し下げると野村総研が試算している。
 
【ポイント】
2019年に日本を訪れた中国人は959万4300人(速報ベース)と過去最高で、訪日客全体の3割を占めた。
訪日中国人は07年には94万2439人で、12年で10倍に増えた。特に、2014年以降は増加ペースに勢いが付いた。
19年の訪日中国人の旅行消費額は1兆7718億円で、訪日客全体(4兆8113億円)の36.8%。中国人の「爆買い」が話題になり始めた2012年は2688億円だった。客数の増加とともに、消費額も急激に膨張している。
新型コロナウイルスによる肺炎の流行を封じ込めるため、中国政府は1月27日から国民の海外団体旅行を禁止した。春節の休みを利用した中国からの旅行客を待ち構えていた日本の観光地ではキャンセルが相次ぎ、大打撃を受けているという。
肺炎の流行が長期化すれば、日本の観光産業のみならず、世界経済全体の下押し要因ともなりかねない。

2015~19年の各月ごとの訪日中国人客数を見ると、最も客数が多いのは春節の時期ではなく、7~8月の夏休みシーズンだ。
折しも、20年夏は東京五輪・パラリンピックの開催時期とも重なる。肺炎の流行は収束しているだろうか。